昨年後半に実施しました事業について報告します。
8月26日(金)から30日(火)まで大韓民国で開催されました「Tour de DMZ 2022」についての報告です。
この大会はUCIが主催するジュニアネイションズカップで世界各国から16チームが参加し全5ステージで行われました。
8月24日(水)に選手・スタッフは日本各地から出国し韓国・仁川国際空港で合流しました。空港到着後はPCR検査があり全員検査を受け指定のホテルに移動しました。第1日目は移動と自転車の整備で終わりました。
8月25日(木)は午前中はトレーニングに出かけ、午後はライセンスチェック、チームミーティングなどの公式行事がありました。
この日は昨日のPCR検査の結果がわかり1名の選手が陽性で大会に出場することが出来なくなり大変残念な報告がありました。
8月26日(金)第1ステージ:Goyang ~ Ganghwa 110.2km
ホテルからチームカーとチームバスでスタート地点の高陽市(コヤン市)まで1時間ほどかけて移動しました。
スタート地点は高陽市の運動公園、ここからスタートとなり、ゴールは江華島(こうかとう)になります。
このレース、オランダ勢が強く1位から4位までを独占しました。私のチームは、関口君13位、辻君50位、中村君63位でエースの長島君はパンクに見舞われ集団から遅れタイムアウトになる残念な結果でした。また落車に巻き込まれた奥村君はDNFとなりました。チーム成績は第9位となりました。
8月27日(土)第2ステージ:Ganghwa ~ Ganghwa 108.9km
この日のコースは昨日のゴール地点からスタートし江華島を周回するコースです。
私のチームは昨日の結果から3名のスタートとなりました。結果は、この日もオランダチームは強く1位から3位までを独占しました。私のチームは関口君12位、辻君66位で中村君はDNFとなりました。チーム成績は上位3名の合計タイムとなるので2名となった私のチームはチーム成績はつきません。あとは個人の成績だけになります。この日までの個人総合成績は、関口君9位、辻君64位です。
8月28日(日)第3ステージ:Paju ~ Cheorwon 108.9km
今日はパジェ市からのスタートとなります。パジェ市は板門店のある軍事境界線(DMZ)を隔てて北朝鮮と接する最前線の市でイムジン河公園をスタートしてチョルウォン郡までのコースとなっています。ここから最終日までは山岳コースとなります。
やはりオランダ勢の強さは変わらずこの日も1位と3位に入りました。私のチームは、関口君54位、辻君66位となり、個人総合成績は関口君10位、辻君64位となりました。
8月29日(月)第4ステージ: Cheorwon ~ Inje 141.8km
この日は昨日のフィニッシュ地点近くの運動公園からスタートしインジェ・スピーディウムというサーキットのあるインジェ市までのコースです。
この日もオランダ勢は1位と3位に入りました。私のチームは、関口君25位、辻君42位となり、個人総合成績は関口君16位、辻君54位となりました。いよいよ明日は最終ステージとなります。何とかこの2名は完走できそうです。
8月30日(火)第4ステージ: Inje ~ Goseong 104.8km
最終ステージは、インジェの町をスタートして東海岸のコソン郡までのコースです。この日もオランダ勢は1位と3位に入りましたが、日本代表チームの柚木君も頑張り表彰台に上がりました。私のチームは、関口君30位、辻君45位となり、個人総合成績は関口君16位、辻君52位で完走しました。レース終了後は車で金浦市まで移動し9月1日に帰国しました。
今回の遠征はコロナ禍の中での遠征で、韓国に入国した時点でコロナ陽性者が出てレースに出れない状況や大会中にも陽性者がでて帰国が延びるなど本当にいろいろ大変な遠征となりましたが何とか全員無事に帰国出来ました。本当に現地で多くの方にお世話になり感謝しかありません。来年はコロナを気にかけることなく参加が出来ればと思います。
この事業は今後も実施する予定で、来年も引き続きこの大会に参加する予定です。