今年６月２６日(日)に京都府南丹市美山町で「2022ジュニア全日本自転車競技選手権大会ロードレース」を開催しました。この大会は京都府では初めての開催です。
この大会は2019年の開催を最後にコロナ禍による影響で2年間開催できず今年も大会経費不足など開催が危ぶまれていたところ、何とかジュニア競技者の活躍の場を提供したいと考える方々の思いにより３年振りに開催することが出来ました。この開催に私たちがかかわれたことに感謝したいと思います。
急遽開催が決まったこの大会の準備を３月から始め、3か月余りの準備期間で地元の皆様に大会の周知が十分にできなかったことは反省点です。
準備期間はこの景色の良い美山町に足しげく通いました。美山町は1988年の京都国体でロード会場となったところで国体開催の3年ほど前からは本当によく選手と一緒に合宿や練習をしたことが思い出されます。あれから30年以上たってまた全国大会をこの地で開催でき感慨深いものがあります。大会は大きな事故も怪我もなく無事に終えることが出来ました。これも大会に携わっていただいた方々のお陰だと感謝したいと思います。準備は大変でしたが参加した多くの関係者から大会開催に対して感謝の言葉をいただき本当に頑張り甲斐があったと思いました。
当日は大会ディレクターを務めており運営だけに集中していたのでレースの結果などその時はほとんどわかっていませんでした。しかし、男子Ｕ１７＋Ｕ１５カテゴリで私が代表を務めます「京都向陽サイクルスポーツクラブ」の選手が第３位となり表彰台に上がりました。全日本選手権で表彰台に上がることは本当に大変なことです。このような活躍があると運営のやり甲斐もあるというものです。しかも彼はまだ中学３年生で今後の活躍が大いに期待されます。
７月末まではこの大会の準備や事後処理で本当に慌ただしい日々でしたが何とか一段落しました。この大会は来年も開催する予定です。ジュニア選手の育成を目的としたこの大会開催に多くの方のご理解ご協力いただければと思いますのでよろしくお願いします。
８月になり次に取り組んでいるのは韓国で開催される「Tour de DMZ 2022」派遣事業です。写真は2019年に派遣した時のチーム写真です。こちらの大会もコロナ禍により3年ぶりの開催となります。この大会はＵＣＩが主催するジュニアネイションズカップで世界各国から約20チームが参加し全５ステージで行われるステージレースです。実は、今年の4月に韓国から招待状が届き6月末がエントリー締切でジュニア全日本自転車競技選手権ロードの準備とも重なって6月は本当に大変でした。エントリーが済むと今度は韓国に渡航するためのビザ取得が大変です。7月は駐大阪大韓民国総領事館に行ったり問い合わせをしたりとこちらも本当に大変でした。私は何とかビザが発給されましたが選手はまだです。これから出発までは渡航準備で大変そうです。
今回はこちらのチームジャージで参加します。
私としては今後も未来のある若い自転車競技選手育成のために海外遠征や合宿、国内ではトップレベルのロードレース開催に力をいれていきます。そしてここから育った選手がいつかは海外で活躍することを願っています。