韓国済州島ロード合宿について

 2月11日から15日まで韓国済州島にて高校生のロード合宿を行いました。今回参加したのは、京都府から男子高校生8名・女子高校生2名の合計10名と神奈川県から男子高校生8名・女子高校生1名の合計9名、総勢19名の選手が集まりました。この合宿は京都府としては4回目となる合宿で現地スタッフの協力を得て日本では普段できないようなトレーニングを安全に行って選手の育成を行っています。

 2月11日は京都府が関西空港から、神奈川県が成田空港からそれぞれ移動して韓国済州空港で合流しました。空港からは手配したバスに乗って宿舎のホテルに移動し自転車を組み立て夕食を取ってこの日を終えました。

 合宿2日目の朝は雨となりました。そこで午前中は宿舎内でトレーニングを行いました。午後は小雨模様でしたがロード練習に出かけ約70kmほどの練習を行いました。練習ではます韓国は日本と異なり右側通行なのでその走り方に慣れること、また日本ではできない2列走行でのロード練習に慣れることを意識して行いました。

 合宿3日目は天候も回復し、今日は済州島で最高峰のハルラ山を望む1100m高地まで走る山岳コースを含む200kmほどの距離を走る予定でホテルを朝9時に出発しました。今日は済州島の女子選手7名も参加し合同で練習を行いました。まずは1100m高地を目指しました。練習は地元の高校コーチに車で先導していただきもう1台が後方で伴走し選手をサンドウィッチした形で進みます。日本ではなかなか経験できない長い登りを全員が走り切りたどり着いた1100m高地はまだ雪が残っていましたがこの日は本当に景色が良かったです。ここで補給したのち山を下り、後は島の東側を回って宿舎まで帰りました。途中、地元のケーブルテレビ局の取材を受けました。この模様は次の日の夜にニュースの中で報道されました。

 合宿4日目も本当に良い天気になりました。こちらに来る前は天候が良くない日々が続くと思われましたが結局、練習が出来なかった日はありませんでした。今日もチェジュの女子選手が参加して9時にホテルを出発し、島の東側を大きく回るコースと小さく回るコースを組み合わせて約200kmを走ります。今日は昨日までの車2台に加えてエスコートバイクが1台付くという贅沢な練習ですが選手の安全を考えていただいた地元の方々に本当に感謝しかありません。こんなに練習できる環境は本当に羨ましいです。ホテルに戻ってからは自転車の梱包を行い帰国の準備を行いました。

 最終日は日本へ帰国です。バスに荷物を積んで8時にホテルを出発し済州空港へ向かいました。帰りも京都府と神奈川県は別々の行動で帰国しました。選手にとっては結構きつい合宿ではなかったかと思いますが日本ではなかなか経験のできない練習ができたと思います。2列の集団走行も日に日にうまく走れるようになりました。今回の経験を今後の競技に生かして欲しいと思います。京都府チームは午後4時30分に無事、関西空港に到着し解散しました。来年もこの合宿は実施する予定です。